【具体例付き】育休中の手取り収入はいくらもらえる?

子育て

 

 

✔ 読者の悩み

育休中に手取りで収入がいくらもらえるのかが知りたい

夫婦で育休をどのように取ろうか迷っている

 

 

✔ 本記事の内容

・育休中の収入に関する制度のおさらい
・実際に育休中の手取りをシミュレートするとこんな感じ
・育休を取るメリットデメリットをまとめる

 

 

本記事を読めば、育休中の手取り収入が分かり、現実的な育休計画を立てることができます。

らく
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具体例で育休シミレーションもしているので、自分の収入に当てはめて手取り収入を知ることができます。

 

 

 

 

まず現行(2024年11月時点)の制度を簡単におさらいしましょう。

※早く手取りシミュレーションを見たいという方はこちら

 

 

育休期間は男女ともに1年

基本的には男女とも子供が0~1歳の間で最大1年間育休を取ることができます。

 

パパ・ママ育休プラスの制度等で育休期間にぶれはありますが、国から育児休業給付金をもらえる受給期間は1年です。

らく
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育休期間は基本的に1年

 

 

育休開始~半年までは収入の67%、半年~1年は50%、それ以降はもらえない

 

育児休業給付金の額は、給与額の

・ 育休開始~半年まで → 67%
・ 半年~1年      → 50%
・ それ以降      → なし

となっています。

 

この給与額とは、

・ 休業開始前6ヵ月の収入額(手取り額ではない)の平均
・ 残業手当・交通費・住宅手当等を含む。ただし賞与額は含まない

です。つまり育休前に頑張って残業すればそれだけ多く育児休業給付金をもらえることになります。

 

 

育休期間中は社会保険料は無料になる

 

手取り収入 = 給与額面 ー (所得税・社会保険料・雇用保険料) ー 住民税

ですが、育休期間中は(所得税・社会保険料・雇用保険料)の支払いが免除となります。ただし住民税は継続して支払う必要があります。

この免除により、手元に残る額はおおよそで給与額の

・ 育休開始~半年まで → 80%
・ 半年~1年      → 56%
・ それ以降      → なし

となります。

 

らく
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例えば、給与額面として30万円もらっている人は、手元に残る金額は以下の通り

・ 育休開始~半年まで → 30万 × 80% = 24万
・ 半年~1年      → 30万 × 56% = 16.8万
・ それ以降      → なし

 

 

 

 

ずばり手取りとしてはこれくらい

 

給与額(100%)を下記の金額として、

・ 休業開始前6ヵ月の収入額(手取り額ではない)の平均
・ 残業手当・交通費・住宅手当等を含む。ただし賞与額は含まない

 

給与額別の最終的な手取り額は下図のようになります。

2024年11月制度における概算値です。
実際は税金は給与額に比例して上がりますので、目安として参考にしてください。

 

 

手取り額
給与額(100%)育休開始~半年まで(80%)半年~1年(56%)
47.1万以上37.7万(上限)26.4万(上限)
40万 32万 22.4万
35万28万19.6万
30万24万16.8万
25万20万14万
20万16万11.2万
15万12万8.4万
8.6万以下6.9万(下限)4.8万(下限)

※見やすくするために1000円未満四捨五入しています。

 

育児休業給付金には上限額と下限額があるので、

・ 給与額47.1万以上は上限額
・ 給与額8.6万以下は下限額


となり、金額は変わりません。

  

 

夫婦での育休期間別に収入シミュレーションをしたらこんな感じ

さらに夫婦で考えると、金額は単純に2倍となります。

また夫の育休期間でもらえる金額は変わってきます。

 

よくありそうな収入モデル(給与額:夫30万、妻25万の場合)で、

夫の育休期間別に夫婦での手取り金額をシミレーションしてみました。

【モデル1】

育休期間:夫3か月、妻1年

夫

給与額:30万、育休3か月

妻

給与額:25万、育休1年

 

手取り額
給与額(100%)夫(80%)
妻(80%)
夫(78%)※復帰
妻(80%)
夫(78%)※復帰
妻(56%)
産後0~2か月産後3~5か月産後6~11か月
30万24万23.3万23.3万
25万20万20万14万
合計44万43.3万37.3万

 

※夫が復帰した後の手取り額、つまり普段の手取り金額は、

手取り収入 = 給与額面 ー (所得税・社会保険料・雇用保険料) ー 住民税

の考え方に基づき、概算値として給与額(100%)に78%を掛けて試算しています。

らく
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0~5か月の時の手取り額は育児休業給付金の方が多い!

 

 

【モデル2】

育休期間:夫6か月、妻1年

夫

給与額:30万、育休6か月

妻

給与額:25万、育休1年

 

手取り額
給与額(100%)夫(80%)
妻(80%)
夫(78%)※復帰
妻(56%)
産後0~5か月産後6~11か月
30万24万23.3万
25万20万14万
合計44万37.3万

 

【モデル3】

育休期間:夫1年、妻1年

夫

給与額:30万、育休1年

妻

給与額:25万、育休1年

 

手取り額
給与額(100%)夫(80%)
妻(80%)
夫(56%)
妻(56%)
産後0~5か月産後6~11か月
30万24万16.8万
25万20万14万
合計44万30.8万

 

 

 

この記事をご覧のみなさんは、夫婦でどれくらい育休を取るか悩んでいることと思います。

 

悩んでいる要因としては、

・ 育休を取ることでの収入の減少
・ その他のメリット・デメリット

が主に挙げられるかと思います。

 

それぞれの漠然とした不安を、一つ一つ夫婦で話し合って解消していきましょう。

 

育休を取ることでの収入の減少

育休を取ると漠然と手取り額が減るんだろうと思っている方は多いと思いますが、

まずは具体的に大体いくらになるかを、上記の早見表を参考に試算してみましょう。

さらに

 試算した金額

 と

 家計の月々の夫婦での支出+子供の養育費

を見比べて

 

今の生活費に対して、十分足りているのか、足りないから早く仕事に復帰するべきなのか

 

を考えてみましょう。

 

子供の養育費についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

子育てにかかる費用は?人数別、公立私立別に理想年収をシミュレート!
人数別、公立私立別に子育てにかかる費用を算出し、それを踏まえて世帯年収としていくらくらい必要なのかの目安まで紹介しています。

 

 

らく
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収入そのものが下がることよりも

支出に対して必要な分が足りているかを確認することが大事

 

育休のメリット・デメリット

 

収入以外にも育休にはメリット・デメリットがあります。

 

どこに重きを置くかは夫婦の価値観によると思うので、それらも一緒に考えましょう。

 

主なメリットデメリットを上げてみます。

 

育休のメリット

① プライスレスな子供との時間

② 妻の信頼

 

メリット① プライスレスな子供との時間

子供の成長を見届けることは、子育ての醍醐味といえるのは間違いないでしょう。

 

 

メリット② パートナーの信頼

育児が大変なこの期間を、パートナーは一生覚えています。

このつらい時期を二人で乗り越えた絆は一生のものとなるでしょう。

 

 

デメリット

① 手取り額が減る

② キャリアに影響がある

デメリット① 手取り額が減る

記事の中盤でも試算した通り、手取り額は減ります。

 

家計の支出+養育費に対してこの減少額が許容できるものなのか、夫婦で考えてみましょう。

 

ただ育休6か月までは、社会保険料の差し引きの影響で育休を取った方が手取り額は理論的には増えるので、育休6か月まではこのデメリットは無いと考えてよいでしょう。

 

 

デメリット② キャリアに影響がある

キャリアに影響を及ぼすのは避けられないでしょう。

夫婦で仕事と家庭のバランスをどのように取るのか、話し合いましょう。

 

 

らく
らく

大事なのは夫婦の話し合い

 

 

 

育休期間中の手取り金額を具体例付きで解説しました。

 

この記事を読めば

・ 育休中に手取り金額がいくらになるのか
・ 育休を取ることによりどんなメリットデメリットがあるのか

理解できると思います。

 

夫婦で納得のいく育休ライフを目指しましょう!

 

 

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